プライスカード | Patissier(パティシエ)@MJの今日も90%

プライスカード

プライスカード

どこのケーキ屋でも、いやいやどんなお店でも

商品にプライスカードは付いているでしょう。

もちろん僕らの作るケーキにもちゃんとショーケースの中に表示しています。

商品に名がついていなくても金額表示は欠かせません。


店によってはクールに、またポップに、自店のカラーを出しているところと表現方法は様々。
デザイナーに依頼しているであろうお店はさすがに「カッコよくキマッっている」。


僕のホテルのショップは長年パソコンwordで作ったお決まりのヤツ。
それはそれで別にカッコ悪い訳ではない。
月に何十種類と替わるケーキや、パン、惣菜、ギフト商品等に対応できるのはパソコンにはかなわない。当然だ。
妥協ではなく手段だと思っていた。


だが、昨今のスイーツ、パティシエがブームに火がつき、業界紙などには
ケーキ本体だけではなく、店舗内装及び装飾、包装(ラッピング)、店員のユニフォームまでお洒落に力を
入れている店が多く紹介されている。


いろんな店を物色しては自分のセンスに合うものは「素敵だ!」と新鮮さ、斬新さを感じていた。
また同時に「僕の店は・・」・・「出遅ているな!」と劣等感に近いものを感じていた。


ペストリーキッチンのスタッフも同じような事を思っていたそうだ。(さすがだ。)


でも追いつく事は出来る。と、言う事は抜かせる事も出来るのだ。


販売担当の上司や先輩に取り掛かって貰うように打診するが、なかなか良い返事はいただけない。
もちろん会社の設備投資やそれの運用、管理には時間や手間が掛かるのは分かっている。


でも、競合店の様子を伺う(覗く)ことぐらい皆さんやってもらいたい。
のらりくらりと交されまっくた。「チキショー!どいつもこいつもセンスの無いや奴め!」
心の中で(声に出すまで憎んでいない)罵った。


だがショップの店長(先輩)は違った。
「やって見ようよ!俺は賛成だな!」

(さすが店長だ。連続27ヶ月来客数増更新記録を持っていることだけはある。さりげない自慢はいいとして
問題なのは、彼が一番センスが無いと言う事。まっそれは別の話。)

そして取り合えずだが『新しいプライスカード』作りは始まった。


何が言いたいかというと、、、、、
要はこれを記事にしたかっただけ。。。

ひとまずは実験段階です。

プライスカードにはテイクアウトのために様々な情報を記す必要ある。(でも今回は割愛する事のする。)

ショーケースの中の表情をチョット替えるだけでお客様の視線がどれだけ違うか?
そして、これを基に今後の展開を考える。

好評を得れば会社も認めてくれてる。


写真はこのブログでも度々紹介しているスタッフMottiさんが作成したもの。
イラストもフォントも手書きで、全体の構成も彼女が考えた


なぜ販売部署ではなく、製造部署が作成するのか?

以前より彼女はプライスカードにこだわりたかったらしく、アイディアを練り貯めていたそうだ
ミーティング時に「プライスカード」に関わる件を話したら

「私にやらせてください!」と名乗り出てくれた。

頼もしいです。意欲的な彼女にこの一件を任し、作成してもらいました。

かなりの条件をだしたので。困惑もあったでしょうが、

イラストによる説明や味のあるフォントは彼女しか出せないセンス!!。



いろんな見方があるが、僕はこの出来栄えに満足。

社内では評判もそこそこだし、お店に出して数日経ちましたがお客様の反応はまずまずです。


これからが本腰。
さて次なる作戦を立てなければいかない。

さて、Mottiさん発展系へ進もう!